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第10章 業者に直接、問い合わせる
円での取り扱い
日本人である以上は円価ですべてをコントロールしたいものだ。米ドルは世界でいちばん信用のある通貨とされているので、米ドルを調達して送金してもいいところなのだが、無用な為替リスクが発生してしまうので、極力避けたいところである。そこで業者が円を証拠金として受け取ることが可能かどうかを確かめる必要がある。ここでのポイントとしては、
- 円を証拠金として入金は可能か。
- 証拠金として差し入れる円価には金利がつくのか。
- 米ドルなど、残高がゼロの外貨で実現損が出ても問題はないのか。
- その場合、外貨の残高に対して金利は発生するのか。
- また、そうした金利は毎日、調整されるのか。それとも月に一度くらいなのか。
日本円は米ドル、ユーロに次ぐ世界第３の通貨である。円での受付を拒否する業者もあるだろうが、それはこの時点であきらめたほうが無難である。また外貨は一切、持たないことをベースにして取り組むのだから、取引損益から発生する外貨の扱いに関しては、できるだけ利便性のある業者を選ぶのが好ましい。もちろん証拠金の為替変動の管理もトレーディングの管理とともに出来る自信があれば、円に拘る必要はない。しかし円も取り扱ってるくれる業者のほうが、何かと便利であることは間違いない。