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第9章 インターネットで業者を探す
過去の業績
業者の持ち逃げリスクを回避するには何を見るべきか。海の向こうにいる業者のことを細かく調査することは無論できはしないが、先方もそのつもりで海外顧客向けに適正な情報公開に躍起になっている。ネット上で過去の業績や会社の沿革を発表しているところが多い。
そうしたオープンな情報の中で目安となるのは、まずはブランドだろう。聞いたことのある名前の会社であれば７０％以上は安心。次に、その業者のバックにいる会社も重要だ。大きな銀行の１００％子会社とかであれば、まずは問題がないだろう。そして実績である。ここ何年間の営業を継続しておこなってきているか。１０年以上も営業してきているようだと、多少のトラブルはあったにしても今に至るまで営業してこれているのだから、信頼性を高める一因とみなせる。業者が公表しているのであれば、顧客からの預かり残高や口座件数にも目を通しておきたいところだ。