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第6章 世界の先物取引
コントラクト・スペック
コントラクト・スペックは先物取引における仕様書のようなもの。まだ馴染みのないものや取引したことがないものは、必ず一読しておくことが必要だ。取引所が定める決まりごとが列記されているのだが、説明されている内容というのは、
<A>サイズ・・・1枚というのは、どのくらいの大きさのものなのか。
<B>通貨・・・取引がどの通貨建てでおこなわれるのか。
<C>最小刻み値・・・表示される先物価格の最小の値幅。
<D>1ティック・ムーブ・・・1枚だけ持って価格が最小刻み値だけ動いた場合に発生する損益のこと。
<E>取引時間・・・取引所のある現地時間で表現されていることが多いので注意。
<F>最終取引日・・・先物取引には満期がある。取引可能な最後の日。
<G>決済方法・・・最終取引日までにポジションをクローズしないで持ちきった場合の清算方法。先物取引というのは、この清算方法によって価格の裏づけがされることになる。
欧米ではSunlight Savingsといって、夏場は時計の針を1時間だけ進めることになっている。これを夏時間という。東京やオーストラリア、シンガポールといったアジア諸国はこれを採用していない。われわれ日本人から見ると、4月くらいから始まるサマータイムによって、海外市場が早く始まった感じがするのである。