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第6章 世界の先物取引

損益計算

 コントラクト・スペックによると、SGXの日経先物の価格の最小刻み値は5円幅。15000円の次は15005円というわけだ。このひと刻みのことを1ティックという。値段の幅で100円取れたのだから20ティックということだ。また、1ティック動くと2500円だと書いてある。

2500円 X 20ティック = 10万円

 これは2枚持っているのだから、10万円のプラスということになる。慣れてくると「1枚で10円動けば5千円」とか「1枚で100円動けば5万円」だと覚えてしまう。あとは枚数をかければよいだけ。

 同じ値幅が動いても、SGXの日経先物とOSEの日経先物とでは1枚でも損益の金額が違う。これはサイズの違いによるもので、SGXはOSEのちょうど半分であることがコントラクト・スペックを見ることでわかる。