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第3章 取引の準備

商品のラインアップ

お金に色はついていない。日経先物をやるつもりで証拠金を積んだにしても、やはり日経先物しか出来ないというのではつまらない。日経先物のポジションがないときは、積んである証拠金でもって他の商品も手がけられれば資金効率の面から考えてもベターなのはいうまでもない。どのような商品が同じプラットフォーム上で出来るのか、現物株であってもよいし、外国為替の証拠金取引であってもよい。TOPIXや日本国債(JGB)など、ほかの先物取引であってもよい。手を出すかどうかは自分が決めればいいことであって、商品のラインナップはできるだけ豊富なものを提供してくれる業者が本来はよいのだ。

日本の証券会社にはほとんどないが、日経先物だけをとって考えてみても、大証の日経先物だけしかできない場合と比べて、SGXやCMEの日経先物をも提供してくれる業者のほうが、取引する側から見れば有利に事を運べる。また少ない資金で、試しにミニ日経をやってみようと思う場合には、この商品がラインアップになければ売買できない。世界的な取引所の合従連衡のなかで日本の取引所自体も変革を余儀なくされているので、近い将来は日本の証券会社のラインアップにもバラエティさが出てくるかもしれない。