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第6章 テクニカルで見るアプローチ

テクニカル分析

テクニカル分析とは客観的な数値の解析によって、相場の入り口と出口のありようを、経験則にも基づいて探ろうとするものである。テクニカル分析はその客観性に主眼をおいているので、だれが見ても同じ答えが得られるはずのものとされており、それゆえにシステム・トレーディングに採用されるなど、応用範囲が広い。運用者の主観を省いていることを売り物にしていることで、一部には根強い人気がある。

日足の形を考えてみる。値段は上がっているようなので、高いということはわかる。しかも間に空間が開いてしまっている。前回に売り込んだ人が、損切るチャンスもないまま別の次元へ飛んでしまったということだ。そうなると市場での次の一手はどうすべきか。チャートというのはこのように値動きの記録であり、それが物語っていることを普遍的に読み取ろうとする努力がテクニカル分析なのである。

本格的に勉強しようと思えば、いくらでも専門書はあり、深く細かくおこなうことはできる。しかしそこまで深くこだわらなくても、最低限の知識があれば自分なりの相場観をつけていくこともできるので、いつくかポイントになるテクニカルの見方をあげてみる。