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第8章 マーケットに臨む姿勢
デイトレード
売買の方法や日経先物の動きの特徴を知ったところで、マーケットに臨む姿勢について考えていこう。マーケットに臨む姿勢というのは、その対象が何であっても基本的にはみな同じであると言っていい。現物であろうが、先物であろうが、さらには株式、金利(債券)、為替、商品などその他、何であっても、基本姿勢さえ身についていれば対応できるようになる。ぜひ、日経先物を通して基本姿勢を身につけ、さらにいろいろな金融商品にもチャレンジして欲しい。
基本的に、日経先物は長期のトレーディングにはまったく向かない。ここで重視するのは、いわゆる日計りの方法である。日経先物を取引する以上、証拠金取引なのでリスクを無限大に取れるわけではなく、自分でコントロール可能な範囲でとどめておく必要がある。したがって結果的にデイトレードにならざるをえないといったほうが正しいのかもしれない。
とくに日本時間だけでトレーディングをおこなう場合には、日本市場が終わった後に海外の金融マーケットの動向に合わせてかなり動いてしまうので、翌日の朝は前日の15時とはまったく違う様相になっていることが多い。なるべくその日のうちに手じまうつもりで臨むほうがいいように思う。