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第2章 外国為替取引の種類と値動き
なぜ動くのか Eスワップポイント
なぜスワップポイントが発生するかというと、ドルが産む金利と円が産む金利が違うからです。短期の金利でドルには4%という金利が付いているのに、円には1.0%しか付いていないとしましょう。100ドルは1年後に104ドルになっているのに較べて、円は(1ドル=100円で購入したもの)10000円が10100円になるのがやっとです。
10100/104=97.1154が1年後の先物予約レートいうものであり、差額の2.8846(=97.1154−100)をスワップポイントといいます。
いうまでもなく、金利差の大きさによって、また保有する期間の長短によってスワップポイントは違いますが、一般的に言えることは、高金利通貨は低金利通貨に対して先ディスカウントになるといい、先物レートのほうがスポットレートより安くなりスワップポイントはマイナスになります。
このスワップポイントを取りに行くだけでも益が得られるので、スワップポイントで益を稼ぐというタイプの外国為替取引も存在します。