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第3章 はじめてみましょう

自分に合ったブローカーを見つけよう B留意ポイントをつかって見分ける

7.ストップロス(損切り)の解説がわかりやすいか、強制ロスカットはどのくらいか

少ない金額で多額の取引ができる代わりに、その分損失が出た場合も多額になるのでこの損失については敏感になる必要がありますし、現物の株を買う感覚とは違います。現物株などは、買ったあともし買った値段よりも下げた場合には、いつか上がるだろうと塩漬けにしがちです。現物の場合はその額面全部の金額を支払っているのですから、その支払った金額以下にはなりませんので、塩漬けが許されます。しかし証拠金取引の場合、保証金として積んでいる金額ではカバーしきれないマイナスゾーンに入ってしまう事があります。

そこでこれを避けるためにブローカーごとに、証拠金の減少に対する歯止めがいくつか設定されています。これは顧客を守るためでもあり、ブローカー自身を守るためでもあります。ブローカーが設けている基準の順番は以下になりますので、証拠印取引を始める前に必ず覚えておく必要があります。

(その1)当初証拠金(イニシャルマージン)
(その2)維持証拠金(メンテナンスマージン)
(その3)追加証拠金(マージンコール)
(その4)強制ロスカット

この証拠金の内容は抑えなければならない重要なポイントになってきますので、次の「3−2 いくら必要か」のところで詳しく解説します。

ここではまず、最悪の場合として顧客が出した証拠金以上に多大の損失を招くことを防ぐために、ほとんどの会社で強制ロスカットのレベルが決まっていて、そのレベルをどのくらいにおくかが会社によって違うという事を知っておいて下さい。

そして何よりも大切なことは、自分の持っているポジションが損失方向(=アゲインスト)に行った場合に、適度に損切って次に入る機会をうかがう体勢を取れるかどうかです。これは相場に対していく場合、何よりも重要な姿勢となります。この姿勢が身についてくると、他の投資をする際にも大変役に立ちます。

ですからストップロスやロスカットについての解説がわかりやすく書いてあるブローカーの方が心強い気がします。いずれにしても証拠金取引においては、現物株のように塩漬けするような事は出来ないわけですし、現引き出来るブローカーもあるようですが基本的に現引きという事は証拠金取引においては行われません。