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第3章 はじめてみましょう

いくら必要か D追加保証金

売買を行わなければ口座開設にあたって必要な委託証拠金が減ることはありません。しかし売買をはじめて、これに評価損益や手数料などが発生して行った場合にはAの維持証拠金の金額を下回る場合があります。このように維持証拠金レベルを下回ることがあったら、マージンコールといって次のどちらかのアクションを取らねばなりません。

  1. 決済してポジションを減らして必要な証拠金を減らす。
  2. 要な当初証拠金レベルにまで戻すよう追加でお金を入れて今持っているポジションをそのままキープする。

(例)
(B)の例で、レバレッジ率100倍で10単位(=USドル約100万ドル分)持っているとします。
そのまま相場が1円反対に動き損失が100万円となってしまった場合、委託保証金の残高は50万円になります。これは70%という維持レベル(=10万円×10単位×70%)を下回るためマージンコールがかかります。
維持レベルを満たすために持っているポジションの一部を決済して必要な証拠金を減らすか、残り50万円を追加して当初レベルを満たす(=10万円×10単位×100%)か、どちらかの行動を取ることになります。
この場合、5単位(=5枚)処分すれば、必要な証拠金は10×5=50万円となり、一部損切りした形で作った値段のままそのポジションをキープできますし、新規に50万円追加すれば、委託証拠金は100万円となりそのまま10枚を持ち続けることができます。

いくら必要になるかの結論になりますが、まずは元手として50万円〜100万円として、その金額の範囲で余裕を持たせるようにレバレッジ率や値動きによる損益を計算しながらポジションをつくってみるのがいいのではないでしょうか。

また最初からすべての資金を使ってポジションをつくると、よくわからないうちに一か八かの勝負をすることになってしまう恐れもありますので、自分の生活リズムや相場の状況なども考えながら徐々にロットを増やしていくなど無理なく始めて見ましょう。

100万円の投資のつもりが、後から200万円、300万円と不用意に必要になったというようなことがないように、しっかりと自分でマネジメントして行きましょう。