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第6章 テクニカルで見るアプローチ

トレンドライン

このローソク足を時間の順にたくさん並べたものをローソクチャートという。チャート上で高いところどうしを結んだ直線が外側に一本引ける。この線をトレンドラインといい、右肩下がりになっているもので下降トレンドであるという。確かに戻し高値が切り下がってきている。このトレンドラインは上値の抵抗線ともなりうるので、この線を上に越えない限り、下降トレンドは続くものとする。上昇トレンドの場合はちょうど逆になり、安値が切り上がっていくもので、このトレンドラインは下値の支持線となる。

1本のローソクを構成する時間幅はいくらにでも設定できる。どのくらいの時間のものを見るかによって、いまは上昇トレンドなのか、下降トレンドなのか、変わってくる。これは自分の売買する頻度から判断するしかない。日経先物を使ってデイトレードを考える場合は、5分くらいの短いものを使い、いま攻めている相場がどちらのトレンドなのかを確認し、売り損ねや買い損ね、シコリを抱えた場合の戻り待ちには、トレンドラインの内側すぐ近くで待つことになる。