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第6章 テクニカルで見るアプローチ
カイリ
過去の値段の平均値や標準偏差を使って、どの程度、今の相場の水準がかけ離れているかを示す数値のひとつがオシレーター系と呼ばれるものである。何パーセント以上なら買われすぎと見て、適正水準に戻るまでの相場の下落調整もやむなしとみなすものだ。
カイリが大きくなると、「買われすぎ」とか「売られすぎ」とよく騒がれるが、買われすぎるくらいに買われるときにはそれなりの理由があるわけで、むやみに相場が加熱して上昇しているというわけでもない場合が多いので注意を要する。「売られすぎているから買ってみなさい」というような逆張りの勧めでは決してないのである。