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第6章 テクニカルで見るアプローチ
ブレーク
抵抗線や支持線の内側では線を越えないように内向きの力が働く。しかしこの線を越えてしまうことをブレークするといい、「高値と安値」の項で述べたとおり、今度は逆向きの力が働き、いままで売り基調だったものは急に買い基調になってしまう。こうした作用をもった抵抗線や支持線は、いろいろなチャートで得られるので、試してみるのがよいだろう。
共通しているのはただひとつ。抵抗線や支持線の近くでは逆張り、ブレークすると順張りでついていくということだ。トレンドというものは、継続している時間のほうがが長いのでトレンドになりうるのであって、目先の相場の動きに逆張りであってもトレンドのほうを重視する。反転してブレークするにはかなりのパワーが必要だが、いったんブレークしたなら、ブレークしたほうについていく。
これはトレンドフォローという手法であり、トレンドには逆らわない。