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第2章 市場のルール

買い相場と売り相場

いろいろな値段のところで買いたい人はたくさんいる。そのうちで一番高いものを買い相場(=ビッド)といい、反対にいちばん安い売り注文を売り相場(=アスク)という。通常「相場」といった場合、この買い相場と売り相場の2つの値段から構成されており、「買い相場―売り相場」の順で提示される。相場が動くときはこの2つの値段が同時に上下していくことになる。

買い相場と売り相場は値段のほかに量も大事な要素である。「今の相場は15200円―15210円」であるというだけでは不十分で、「200枚対250枚」というようにどのくらいの量が並んでいるかも付け加える。今の相場に直接関係してくるのは2つの値段しかないが、その後ろにはビハインド(隠れて見えない)注文が無数に存在するはずで、あたかも板がたくさん並んでいるようなので「板」と呼ばれている。