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第2章 市場のルール

ロールオーバー

日経先物はSQという満期がある。いつまでも持っているわけにもいかず、いずれかのタイミングで反対売買を強いられる。持ち続けたいのであればロールオーバーという作業をしなければいけないが、これも実質的には反対売買と同じことである。また、先物取引に特有の証拠金勘定の増減によってお金の出入りをコントロールしなくてはいけないので、売買代金(=値段X株数)を授受するだけでよい現物取引とは根本的に異なる。この際に前述したとおり、配当の集中する時期をはさんでロールオーバーする場合には、価格差が生じるため同じコストで持ち続けることにならない場合もある。またブローカー(業者)はSQがくれば自動的に決済するので、ロールオーバーをする場合には自分で行なわねばならない。