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第2章 市場のルール

クロージング

終了にいたっては時間もずれている。日経平均株価の最後の算出を「大引け」というが、それは15時ちょうどである。一方、日経先物のほうはといえば15時10分までザラ場が続いており、この10分の違いで相場が大きく動いてしまうこともある。とくに15時ちょうどに決まる日経平均株価の大引けの値段が、その日の高値もしくは安値で終了していたときなどはたいへんである。

日経平均株価が高値引けしたということは、「高いところをどんどん目をつぶってさんざん買ったのだけれども、それでもまだ買い足りませんでしたよ」ということであり、翌日以降も買いが続くだろうとみなされる。テクニカル的にも重要な買いシグナルとなってしまうため、その後の日経先物の相場はそれを先取りするように動かざるを得ない。

売りから入った人は全滅しているわけで、我慢してきた人々も買い戻しにかかるであろう。明日は値段が飛んでさらに高いところで始まってしまうかもしれないと思っている人は、今のうちに買っておこうと思わずにはいられない。そうした思惑が反映される形で、15時ちょうど以降の10分間の方が日経先物はダイナミックな動きをすることもあるのである。

日経先物の終値は板寄せによって決定されるが、先物取引であるため清算値と呼ばれる。いうまでもなく日経平均株価の大引けの値段と日経先物の清算値は一致しない。