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第2章 市場のルール

先物取引の特徴

日経先物は、「取引所取引」であるという面と「先物取引」であるという面をあわせもっている。現物株と日経先物との間の特筆すべき違いは、日経先物は純然たる先物取引であるため、これまで見てきたような取引所取引としてのルール以外に、先物取引としてのルールに従うことを強要される、ということである。次にいくつかその特徴を見ていこう。

先物取引の定義を見ると「特定の原資産を、将来の特定された日に、現時点で決めた価格で、売買すること。原資産の移動をともなわない差金決済が可能で、値段のやりとりだけをする取引。標準ものを取引対象とし、供給量は無限。」とあるが、なんだかさっぱりわからない。ここではおもに日経先物のために簡単に解説するが、先物取引全般にわたって適用されることであるので覚えておいて損はない。先物取引の最大の特徴は、差金決済・証拠金・値荒いの3つである。