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第2章 市場のルール

値段が飛ぶ

日経先物やTOPIX先物が取引所に上場されており、買うだの売るだのといった取引手法は現物株とまったく同じである。株価指数をひとつの株式だと考えればいいのである。そして個別の現物株と同様に、株価指数の先物も一日の取引活動によって高値や安値が形成され、その日の結果として克明に記録されていく。しかしながら、日経先物場合、上場している市場がひとつではなく、現物株の市場が閉まっている間にもマーケット全体の動きを織り込みながら、ほぼ24時間取引されている。

日本の証券会社などで口座を開いた場合などには、日本時間での取引しかできない場合がある。外国為替の証拠金取引などでは24時間連続して値段がついていくが、日経先物の場合には、日本時間が終わった後に海外での動きを受けて、前日の終値から当日の始値まで値段が飛んでしまったりすることもよくある。

日本時間だけで取引をする場合には、このような場合も想定してポジションの管理をしっかりしておく必要がある。